結婚式をつわりでドタキャンするか悩む方へ。気楽になれるヒント

妊娠という喜ばしい出来事と、友人や親戚の結婚式。これら二つが重なったとき、特に「つわり」がある場合、どうすればいいのか悩むことは多いでしょう。

つわりの症状は人それぞれ異なり、その影響で結婚式への出席が難しくなる場合も少なくありません。つわりで体調が不安定な中、結婚式に出席するか欠席するか、ドタキャンは避けたい…。

その判断に迷っているあなたへ、この記事が少しでも参考になれば幸いです。

この記事のポイント

結婚式をつわりでドタキャンするときの判断基準

つわりと結婚式当日のコンディション、という面から見た結婚式参列の判断は、医師にアドバイスを受けるのが一番なのは言うまでもありません。

ドタキャン・ラボでは、どのタイミングにおける欠席への変更連絡がドタキャンなのか、またはドタキャンではない単なるキャンセルなのかの判断基準を提供します。

1. 招待状の返信期限前
2. 結婚式の出席人数確定前
3. 最終打ち合わせや費用確定後

それでは詳しく見ていきましょう。

招待状の返信期限前に、欠席へと変更

これはドタキャンとはならないケースです。

例えば、結婚式の2か月前に招待状が届いて1か月以内の返事を求められていた場合、出席の意思を伝えていたけれど行けなくなったケースで、設定された返信期限前の連絡はドタキャンではありません。

ドタキャンのドタは土壇場（どたんば）のドタ、すなわちギリギリの状況を意味するため、結婚式当日まで1か月というスケジュール上余裕が残された状況での変更連絡はドタキャンではなく、単なるキャンセルとなります。

そうは言っても結婚式は最大級に特別なイベントですから、欠席と伝えなおす際には丁寧さと心使いが必要です。

例として、5年前に自分の結婚式で友人代表としてスピーチをしてくれた相手と「あなたの結婚式では私がピアノを弾くわね」と折に触れて話しながら親交を温めてきた状況であれば、

その5年という歳月が、結婚式の1か月前というタイミングに「直前」のイメージを持たせるかもしれません。

結婚式の出席人数確定前は曖昧

次に、それがドタキャンなのかキャンセルなのか判断が難しくなるタイミングが、招待状の返信期限を過ぎた後です。

結論から言うと、この状況でドタキャンとなるか単なるキャンセルとなるかは、相手との関係性や親密度、そして新郎新婦の主観・受け止め方に大きく左右されます。

返事の期限が過ぎ、結婚式場との最終打ち合わせを目前に控えているというタイミングを直前ととらえる人にとっては、結婚式当日は基準とならず、そのキャンセルは土壇場のキャンセルと受け取られてしまうことになります。

席順を練りに練っていた、余興のお願いに時間を費やしてきた、など、様々な背景事情によっても変わってくるでしょう。

その一方で、ドタキャンとは受け取られない場合もあります。

出席人数や費用が決定するまでは確定前なのだからキャンセルや変更に問題はないと考える主催者や、

直前の基準を結婚式の日と捉えている新郎新婦にとっては、招待状の返信期限を過ぎてから欠席に変更することをドタキャンとは考えず、変更として受け入れてくれるでしょう。

ドタキャンにならない例
新郎新婦の返事
「まだ結婚式場との最終打ち合わせはこれからで、人数も確定していないし大丈夫、気にしないで。それより体を大切にしてね。あなたが来れなくなって残念なのは確かだけど、ハッピーなお知らせを聞けて嬉しいよ、大事な話を私にいち早く伝えてくれて、ありがとう」

相手からこのように受け入れられるとき、招待状の返信期限が過ぎた後での変更連絡はドタキャンではありません。

むしろ相手も喜んでくれるという、互いにとってポジティブなキャンセルです。

結婚式の最終打ち合わせや費用確定後はドタキャンだが

このタイミングでの変更連絡は、ドタキャンと言わざるを得ない状況です。

結婚式は特別なイベントですので、「今週末ランチしよう」といった約束とは、スケジュール感がケタ違いです。

そのため、たとえば結婚式当日の10日前に連絡をしたとしても、その欠席がドタキャンになってしまうことは否めません。

前項でのリアクション例のように、たとえ新郎新婦から慶ばしいドタキャンとして受け入れられたとしても、配慮が大切です。

ご祝儀とは別にプレゼントを送る、自分のために用意されていた食事費用の負担を申し出る、結婚式とは違った形でのお祝いの場を作る、

といった心遣いは、相手との将来的な関係性をむしろより強く温かいものにするでしょう。

結婚式にお呼ばれしたけど妊娠発覚。直前での判断とは

このように、参加することを伝えていた結婚式を欠席に変更するどうかを考えるとき、

それがドタキャンなのかドタキャンではない変更なのかという側面においては、結婚式が行われるまでのスケジュール状況が大きな目安であり、

同時に主催者・新郎新婦のとらえ方や背景事情、そして何より関係性がカギを握ることとなります。

結婚式のドタキャンで絶縁？特別な事情では当てはまらない

ドタキャンはその約束の重要度と、どれくらい急なのかという二つのファクターが大きく影響するため、結婚式が特別なイベントであることを考えたとき、そのキャンセルが将来的な人間関係においてリスクの高いものであることは確かです。

しかし、決してすべてのドタキャンが許されないわけではありません。

直前のキャンセルであっても、体調が憂慮される状況などが理由であれば、それは受け入れられて然るべきです。

妊婦さんはドタキャンを気にしすぎないで

このように考えると、結婚式当日までのスケジュールの中で、そのタイミングによっては、欠席の連絡がドタキャンだとなってしまうこともあるでしょう。

しかし繰り返しになりますが、たとえドタキャンであっても、特に体調が憂慮される事情があるなら、受け入れられるケースがほとんどです。

結婚式は特別なイベントですが、妊婦となったことは本人にとって最も特別なことですから、これから生まれてくる赤ちゃんと自分自身の心と体を一番に考えていただけることを願っています。

ドタキャンしたら冷たくなった？それはきっと考えすぎ

ドタキャンしたことで、相手が自分に対して冷たくなったかも…そんな風に悩んでいるあなたへ。

せっかく結婚式にお呼ばれしたのに期待に応えられなかった、自分も楽しみにしていたのに出席できなかったと、いろいろな思いが頭の中を駆け巡り、

ドタキャンしたことを申し訳ないと思う気持ちが強すぎて、相手に冷たくされていると勘違いしているのかも知れません。

新郎新婦も、結婚式前後の忙しさや、新婚生活を歩み出したという人生における大きなターニングポイントにあって、友人とのコミュニケーションのスタイルや頻度が変化しているはずです。

メッセージのやり取りが減ったのは、新婚だからという相手の事情が理由なのかもしれない。

お誘いが減ったのは、妊娠しているあなたを気使ってそっとしておきたいという優しさから、そうしているのかも知れません。

しっかりとした理由があって欠席へと変更したのですから、ドタキャンしてしまった…と自分を責めすぎることはありません。

友達が冷たくなったと思っても、ただの考えすぎかもしれないのです。

結婚式をつわりでドタキャンする前にできること

妊娠発覚したら結婚式は欠席？

結婚式の招待状が届き、これから返事をする段階で妊娠していることがわかったら、参加するか欠席するかの判断に慎重になるのは当然です。

さらに「つわり」の症状があればなおさらでしょう。

「つわり」は人それぞれ異なる症状と強度で現れるため、医師の意見をしっかりと聞いて、その上で結婚式への出席を検討することが非常に重要です。

直前になってドタキャンすることは避けたいと考えるのであれば、はじめから返事を欠席とする判断も必要でしょう。

結婚式にお呼ばれしたけど妊娠発覚、遠方のケース

遠方での結婚式に招待された場合、特に妊娠初期のつわりがあると、遠方での結婚式に招待された場合、つわりがあると移動自体がリスクになります。

特に、車や飛行機での長距離移動はつわりを悪化させる可能性も高いとされています。

そういった理由を詳しく説明し、特別な事情であることを早めにしっかり伝えることで、もし参加が難しいと判断した場合でも、相手の理解が得られやすくなるでしょう。

早めの丁寧なコミュニケーションが大切

せっかく招待してくれたのに失礼に当たらないか、または誤解を招かないかという悩みもあり、特に妊娠という個人的な状況を理由に結婚式を欠席する場合、

その決断がどう受け取られるかについての不安やプレッシャーが高まることは多いです。

招待してくれた主催者や新郎新婦に対して、早めに妊娠とその状態、特に「つわり」などの体調不良がある場合はその詳細を説明し、理解と配慮を得られるかどうかを知ることが必要です。

早めのコミュニケーションは誤解を避け、互いにとってよりスムーズな対応へとつながります。

欠席の決断をした場合でも、心温まる手紙やギフトを送ることで、自分の気持ちや状況をしっかりと伝え、相手の誤解や自分自身の申し訳ない気持ちを最小限に抑えることができます。

このような心遣いは、後々の人間関係にも良い影響を与えるでしょう。

自分自身の心と体を最優先に。

喜びである妊娠と、友人や親戚の大切なイベントである結婚式との間で感情的な葛藤が生じることは自然なことです。

このような状況では、しばしば相手の期待や社会的なプレッシャーに流されがちですが、出席するか欠席するか、あるいはドタキャンすることになってしまったとしても、

最終的にはこれから生まれてくる赤ちゃんと自分自身の心と体を一番に考え、後悔しない選択をされますよう願っています。

結婚式をつわりでドタキャンすることを悩むあなたへ、まとめ

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体調不良でドタキャンの申し訳ない気持ちを上手に伝える方法

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

何かとプレッシャーがかかるこの時期ですが、このような重要な時期に、自分自身を信じ、誠実な行動を取ることは、人生を長い目で考えたときに、それは周囲との良好な関係を築く鍵ともなるでしょう。

最後に、どんな場面であっても、自分自身とこれから生まれてくる赤ちゃんの健康が最優先であることを、いつも忘れないでくださいね。

社会的なプレッシャーや他人の期待を超えて、自分自身の心と体を大切にする選択をして頂けるよう、願っています。

ドタキャングローバル研究所
上席研究員　Lisa