ドタキャンされたら罪悪感持たせる。相手にも自分にも愛のある話

直前の約束キャンセル、ドタキャン。された側にとっては、その瞬間、怒りや失望、そして何よりも無駄にした時間と労力に対して、罪悪感すら湧き上がることでしょう。

しかし、その罪悪感はドタキャンされたあなたが抱くべきではありません。

ドタキャンした相手に罪悪感持たせることは、お互いにとって大切なことです。

この記事では、ドタキャンされた際に相手に罪悪感を持たせ、そして最終的には信頼関係を修復する、愛情のこもった解決策をお伝えします。

この記事のポイント

ドタキャンされたら罪悪感を持たせるべき理由

ドタキャンされる虚無感

約束していた相手のドタキャンは心に大きな負担をかけます。その理由は、約束をしていた時間や場所での予定が狂ってしまうからです。

具体的には、レストランの予約をキャンセル料を払って解除したり、他の予定をリスケ（再調整）しなくてはならないケースなどですよね。

さらに、ドタキャンされることで生じる心の負担は、相手に対する信頼の喪失はもちろんですが、時には自己肯定感の低下にもつながります。

約束の仕方がマズかったのかな？
ドタキャンされる私に問題があるのか？

などなど、悩み込んでしまうこともあるでしょう。

ドタキャンしたのは相手であって、自分は何も悪くない。悪くないどころか迷惑を受けているのはこっちなのに。これはとても辛いことです。

友達、デート…ドタキャンNGは人間関係の肝

ドタキャンは、友達や彼氏、彼女との関係性にも悪影響を及ぼします。これは、信頼が失われることで、今後のコミュニケーションが難しくなる可能性があるからです。

特に長い付き合いのある人からのドタキャンは、その後の関係性に大きな影響を与える可能性があります。

簡単に許さないほうがいい、意外な理由

また、ドタキャンされたことが周囲に知られることで、自分の社会的評価が低下する可能性もあります。

ドタキャンされた私が、なぜ？と思うかもしれません。

一体どういうことかというと、ドタキャンされた側である人が、他人から「約束を守らないような人間と付き合っている」と同類視されたり、

「ドタキャンされるくらいナメられている情けない人だ」と偏見を持たれてしまうリスクがあるのです。

ドタキャンばかりする人の心理

ドタキャンした人には、罪悪感を抱いて反省をしてもらわなければ、今後の関係を続ける上で問題の火種となり続けてしまいます。

なぜなら、約束の直前になってそれをキャンセルする行為は、人間関係を築くために大切な多くのことと結び付いているからです。

1. 自己中心的な傾向
   ドタキャンする人は、しばしば自己中心的な傾向があります。自分の都合しか考えていない。

   例えば、自分が遅刻することで相手にどれだけ迷惑をかけるのか、考慮していない場合が多いです。

   さらに、自己中心的な人は、自分の行動が他人に与える影響よりも、自分の気持ちや都合を優先する傾向があります。

2. 罪悪感の欠如
   罪悪感の欠如も、ドタキャンする人の特徴です。これは、自分の行動が他人に与える影響を軽視しているためです。

   具体的には、相手がどれだけ待っていたか、どれだけの労力をかけたかを考慮しない傾向があります。

   このような人は、自分が行動を改める必要があるという自覚が低いため、同じような行動を繰り返す可能性が高いです。

3. 社会的ルールへの無関心
   さらに、社会的なルールやマナーに対する無関心も見られます。

   これは、約束や時間に対する価値観が低いため、その重要性を理解していない可能性が高いです。

   また、このような人は、社会的なルールやマナーを破ることで、自分自身にも悪影響を及ぼす可能性があるということに全く気付いていません。

4. 短期的な満足を求める
   ドタキャンする人は、短期的な満足を求めがちです。

   これは、その瞬間の気持ちや都合を優先し、長期的な関係性や信頼を犠牲にする傾向があるからです。

   具体的には、その場の楽を選ぶことで、将来的に大切な人との関係が壊れるリスクを顧みない場合があります。

5. 自己正当化の傾向
   また、自己正当化の傾向も強いです。

   これは、自分の行動に対して、何らかの言い訳や理由をつけることで、罪悪感を和らげようとする心理です。

   例えば、「忙しいから仕方ない」といった言い訳をすることで、自分を正当化しようとします。

ドタキャン常習犯はコレがわかっていない

1. 信頼関係の基盤
   約束を守ることは、信頼関係の基盤です。約束を守ることで互いの信頼が高まっていきます。

2. 時間と労力の尊重
   約束を守ることは、相手の時間と労力を尊重する行為でもあります。言い換えるならば、相手のことを大切に考えているということです。相手が約束のために時間を確保したり、準備をしてきたりする労力を無駄にしてはいけないという思いは、まさしく愛情と言えるでしょう。

3. 社会的評価と自己評価
   約束を守ることは、社会的評価にも影響します。約束を守る人は信頼され、高く評価される傾向があります。また、自己評価にも良い影響を与えます。

デートのドタキャンに罪悪感を感じさせる戦術

愛する彼氏、彼女が、そんなドタキャン常習犯であってほしくない。では、ドタキャンをしっかり反省してもらうためにはどうしたら良いのでしょうか。

1. 直接的な対話の効果
   直接的な対話が、相手に罪悪感を感じさせる最も有効な手段です。具体的には、どれだけ迷惑を受けたかをはっきりと伝えることで、相手が自分の行動を反省するきっかけを作ります。ただしこの際、言葉選びやトーンはとても重要です。攻撃的にならず、冷静に事実を伝えることがポイントです。

2. 事実と感情を提示する
   事実と感情、この二つをハッキリと提示することで、相手に自分の立場を理解してもらいます。例えば、「あなたがドタキャンしたことで、私は二人分払って一人で泊まりました」といった事実の具体例を出し、「信用していたのに残念です、とても悲しい」と感情を伝えます。このように、事実を明確に示し、感情的な側面も強調することで、相手がより深く反省する可能性が高まります。

3. 他人の反応を観察する
   他人の反応を観察することによって、相手がどれだけ罪悪感を感じているかを確認することもできます。これは、相手が自分以外にも迷惑をかけている可能性があるためです。周囲の反応を見ることは重要で、具体的には、共通の友人や同僚の様子を注意深く観察すると、相手の罪悪感の度合いがわかりやすいです。

ドタキャンに罪悪感持たせると行動が改善する

罪悪感を感じさせる言葉とタイミングの選び方

言葉の選び方は、罪悪感を感じさせる上で重要な要素です。

具体的には、「失望しました」といったストレートでクールな言葉は、相手に強い印象を与えます。

また、罪悪感を感じさせる最適なタイミングを考慮することが重要です。

例えば、相手が他の人といる場合や、周りに大勢の人がいる状況では避けましょう。

二人きりになったときや、仕事中などでないプライベートな時間を選ぶと効果的です。

なぜなら、他にも誰かがいるときにドタキャンを問いただすことが、相手に恥をかかせることになってしまうからです。

恥をかかされたと感じた相手は、逆ギレしたり、最悪の場合、あなたを恨んで「あいつは傲慢な人間だ」などと悪い噂を言いふらすかもしれません。

ドタキャンされた上に、こちらが悪者にされてしまっては困りますよね。

二人になったときに話をしましょう。

「さっきは人がいたから言わなかったよ」といった言葉を添えることも有効です。

ドタキャンの反省を行動で示してもらう

事実と感情を良きタイミングで伝え、相手が反省して謝ったとしても、謝罪だけでは十分ではありません。

その後の行動が重要です。謝罪後の具体的な行動計画を相手に求めましょう。

例えば、「次回はどうするつもり？」と問いかけることで、相手が真剣に反省しているかどうかが見えてきます。

約束を守るためには、しっかりとしたコミュニケーションが必要です。

相手に対して、予定の確認や時間の調整をしっかりと行うよう、促しましょう。

これにより、相手も約束を守る意識が高まる可能性があります。

過去のドタキャンを許す、新しい約束の設定

新しい約束を設定してみることは、相手に改善の意志があるかどうかを確認するための一番ストレートな方法です。

その時に、待ち合わせ時間を明確にする、場所の選定にも気を使うなど、細かい部分にも配慮することで、事前に双方の信頼関係を高める効果があります。

新しい約束をしっかりと守ってくれるならば、相手との信頼関係を強化していけるでしょう。

新しい約束を設定する際には、その確認も重要です。

約束を設定したら、その場でGoogleカレンダーに登録するように促すなど、確認を徹底しましょう。これが信頼関係の基盤となります。

信頼回復のための行動を提案する

信頼関係を修復するために、相手に具体的な行動を提案するという方法もあります。

例えば、「次回遅れそうなら、事前に連絡してほしい」といった具体的な提案をこちらからすることで、相手が行動を改善するきっかけを作ることができます。

もし相手がドタキャンを最低だと反省し、関係改善に前向きであれば、約束を守るための自己管理方法を提案してみるのも良いでしょう。

時間管理アプリの利用やアラーム設定など、具体的な方法で、その人が自分自身で約束を守る力をつける手助けをすることができます。

ただしこれらは、相手がアドバイスを受け入れる心の状況にあるときや、積極的に望んでいる場合に限られます。

どんなに有益なアドバイスであっても、押し付けられたと感じられてはかえって逆効果です。相手は最悪の場合、あなたを逆恨みして「上から目線のイやなやつ」などと周囲に告げてまわるかもしれません。

繰り返しになりますが、ドタキャンされて迷惑を被った上に、悪者にされてしまってはたまったものではありません。

ドタキャンされた側に罪悪感はいらない

ドタキャンする人とは縁切るのがよいのか

ドタキャンする人との距離感は、非常にデリケートな問題です。

距離を近づけすぎると、その人がドタキャンを正当化したり、自分の振る舞いが認められていると勘違いする可能性があります。

信じられないかもしれませんが、「ドタキャンする自分は破天荒でかっこいい」と思っている人も世の中には存在するのです。

適度な距離を保つことでは相手に反省の機会を与えることができます。

そして自分自身も精神的な負担を減らすことができます。

まずは一時的にでも、会う頻度を減らすことはとても効果的です。

信頼を再構築する具体的な方法

信頼関係の修復には、言葉だけでなく行動してもらうことが必要です。

次回の約束で時間を厳守する、事前に連絡を入れてくる、計画を共有してくれるなど、相手が具体的な行動を示すようであれば、相手への信頼の芽が再びあなたの中に生まれるでしょう。

「この人は約束を守ってくれる」と心から思える日が訪れるのも、遠くはありません。

ドタキャンされた側の罪悪感など不要。自分を責めないで

ドタキャンされたとき、自分を責めてしまうこともあります。

相手に失望したりイラだったり、予定のキャンセルという事態にもガッカリし、リスケのことを急いで考えなくてはいけない。そんな状況で混乱してしまい、脳と心が疲れた結果、自己肯定感が下がってしまうのです。

しかし、予定が壊れたのはドタキャンした人の責任であり、自分に非はありません。

この事実をしっかりと認識し直すことで、なぜか自分を責めてしまうサイクルから心が解放され、前向きな気持ちになっていただきたいと思います。

信頼できる人とのコミュニケーション

友達や家族、信頼できる人にドタキャンされた話をすることで、気が楽になる場合もあります。

自分が正しいという事実確認を客観的な視点から得られることで、心の負担が軽減されます。

また、感情を素直に表現することで、ストレスの解消や新たな視点を得ることもあります。

気を付けなければならないことは、話相手を、本当に信頼できる人に限定することです。もっと具体的に言えば、困っているあなたの助けになりたいと思ってくれる人です。

関係の浅い他人にドタキャンされた話をした場合、「愚痴っぽい人」だとか、「悪口を言う人」という印象を持たれるリスクがあります。

ドタキャンされて傷を負った人が、言わば被害者が、悪評を得てしまうというのは割に合わないことです。

「大変だったね、あなたは悪くないよ」と言ってくれる人にだけ、話しましょう。

許す相手は自分自身

何よりも、自分自身を大切にすることが重要です。大切なのは自分であると再認識することで、他人の行動に左右されにくくなります。

ドタキャンされたことは嫌な出来事ですが、他人に振り回されない生き方を見い出すヒントにもなります。

ドタキャンした相手との関係改善のために、こちらができる範囲のことをしたら、もうあとは相手の問題です。

自分の好きなことをする、リラックスする時間を作る、自分にご褒美をあげるなど、自愛のスキルを高めましょう。

ドタキャンには罪悪感持たせるべき。まとめ

この記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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ドタキャンに怒るのは心が狭いと言われた人来て。モヤモヤ解消します

ドタキャンされてしまうことは多くの人にとって、心に重くのしかかる問題ですが、この記事を通じて少しでもその悩みが解消されたら嬉しいです。

罪悪感を相手に持たせる方法や、自分自身を大切にするスキルについても触れました。これらはすべて、相手にも自分にも愛情のある関係を築くための重要なステップです。

人それぞれの状況や感情は違いますが、大切なのは自分自身を尊重し、相手にもその機会を持ってもらうことです。

ドタキャンされたときはもちろん、日常生活の中でこれからもこの記事の内容が皆さんに活かしていただけましたら幸いです。

ドタキャングローバル研究所
上席研究員　Andrew